パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

夏終いをした日

気がつけばもう9月も終わり。すっかり空が高くなり、夕暮れが早くなり、庭のゴーヤのカーテンが色褪せて来た。季節が確実に秋へバトンを渡そうとしている。感染者数が確実に減少をして、緊急事態宣言は解除間近かなと思うけれど、まだ一向にその先が見えて来ない。今年の秋は少し遠出出来るといいな。


秋分の日、私が所属している日本ヨーガ療法士協会福岡主催の講演会がオンラインで開催された。「心身症と癒やし  心身医学、アーユルヴェーダ、ヨーガ療法からのアプローチ」と題した講演会には、心身医学からは九州大学病院診療内科の細井昌子先生が、アーユルヴェーダからはビーマ・バット先生、ヨーガ療法からは我らが木村先生と素晴らしい先生方のご講演に、全国各地から参加された300名近い皆さん、充実した学びの1日を過ごした。

初のリモートでの開催で色々とアクシデントありで、私たちスタッフはかなりスリリングな対応に追われた1日だった。新しいことにチャレンジすれば必ず新たな壁に遭遇する。でもその壁を突破したとき、必ずそこに成長がある。何よりも素晴らしいスタッフに囲まれていること、みんなのお陰で講演会を終えることが出来たこと、大きな声でありがとう!!と叫びたい。

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久しぶりにほっとこころ穏やかに迎えた日曜日、夏の間、いっぱい命をいただいたゴーヤくんやトマトちゃんの夏終いをする。枯れ始めたトマトの苗を抜き、2階まで張っていたゴーヤを這わせた網を外して根っこを抜く。ずっと夫がやっていた仕事を今は私がやっている。夕方、縁側に座って網に絡み付いたゴーヤの蔓を取り除く。3年前、少し痩せて丸くなった背中で同じように縁側に座っていた夫の姿が重なっていく。まるで私に乗り移ったかのように、今、あなたはここにいるんだね。久しぶりに夫の存在を身近に感じた夕暮れだった。逝った人は今でも私の中に生き続けている。私の命がある限り生き続けている。それが嬉しいと思えた。見上げると秋の空が私を見ていた。

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この夏、ゴーヤくんでいっぱい命の糧をいただいた。ゴーヤ登場冷やし中華。ちょいニガ味がアクセントになって締まり味?になる。

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ベーコンとゴーヤで作る焼き飯。これ大好き!この夏どんだけ作ったか。味付けは茅乃舎の野菜出汁を少し振りかけ、お醤油もちょい差し。レンジでチンした卵はある意味主役!

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夏の間元気に大きくなった観葉植物デリシオサ。元気いっぱいで居間を仕切っている。これから少しづつ気温が下がっていったら、あなたはどうなるの?大丈夫!私がちゃんと命繋ぐから。たくさんの命と共に生きている。たくさんの命をいただいて生きている。たくさんの人に支えられて生きている。たくさんの人のお陰で生かされている。生きている命の今を大切にもう少し生きてみようと思う。私終いの日まで。