パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

皐月の空は限りなく青く  

相変わらず月に1度のブログながら、毎日ちゃんとチェックして下さる方がいることを久しぶりに開いた「パザパ」で知りました。ごめんなさい!忙しさにかまけて、ブログの存在すら忘れていました。日々のレッスンに加え、所属しているスタジオの先生がまさかの転倒による大腿骨骨折で、元気印の私が代行レッスンをすることになり、忙しさは倍増!?!で毎日飛び回っている。おまけに後2か月を切ったヨーガ療法学会の準備もいよいよ具体的に動き始め、段取りを考えた緻密な計画の立案と遂行、更に他部門の方との連携をスムーズにするための連絡業務に、毎夜パソコンの前に座って頑張っている。

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昨年大宮で開催された学会の「がんとヨーガ療法」の分科会では、九州がんセンターでの1年間の指導をみなさんにご報告する講演を行った。今年も「がんとヨーガ療法」の分科会で座長を務めながら、聖マリアンナ大学病院で、がんの患者さんに椅子を使ったヨーガを指導されている療法士の方と、大阪のガラシア病院緩和ケア病棟でヨーガ療法を指導されている療法士の方、そして私の3人が実際の指導の様子を紹介しながら、参加された療法士のみなさんに実習していただくというWS形式の分科会を行うことになっている。その分科会も既に参加申し込みが80人の定員に達したという。頑張らなくちゃ!!

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 ヨーガ療法が少しずつ閉鎖的?な医療の現場でも取り入れられつつあることを、本当に嬉しく思うと同時に、その現場で微力ながら指導を行っている自分の責務を痛感し、身が引き締まる日々を過ごしている。先日(5月13日土曜日)地元新聞(西日本新聞)に、「がん患者 ヨガで心身を穏やかに」という内容の記事が掲載され、その中に私が指導を担当しているがんセンターの「ヨガ教室」も紹介していただいた。ヨガはがん患者さんの生活の質(QOL)を改善する効果が期待され、その取り組みが少しずつ広がりつつあることを何よりも嬉しく思う。がんセンターでの指導も早いもので3年目に入った。不安いっぱいだった最初の1年から、少しずつ認知され、継続して通われる方もいて、少しずつ根付いていっていることを実感しながら、患者さん一人一人に寄り添いながら、ずっと続けていけたらいいなとこころから思っている。この仕事はきっと神さまが私に与えて下さった天職だと思うから。

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取材をしていただいた記者さんがとても熱心な方で、取材後、ちゃんと体験したいからと、後日ヨガ教室に参加体験していただいて記事を書いて下さった。その思いがしっかりと込められた記事の内容になっているように思う。そんな出会いに感謝!もちろんずっとサポートして下さっているがんセンターのがん相談支援センターの看護師長をはじめとしたスタッフのみなさんにも、こころから感謝している。

いろんな人たちの出会い、そして支えによって、今ここに自分が存在し、微力ながら尽力することが出来ていることを改めて思う。個人的にはかなり厳しい現実があるのだけれど、それもこれも全部ちゃんと受け止めて、きっと私はひとつひとつを乗り越えていける!そんな根拠のない自信に背中を押されて歩いているような気がする。思い込みって結構力になるんです。

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仕事が休みの月曜日は、机に体を縛り付け?パソコンの前で資料作りに励み、溜まったメールに返信を送り、自分でも驚くほどの集中力で仕事を片付けていく。眼が疲れたら窓の向こうの庭に眼を向ける。新緑に輝く木々の緑が優しい風に気持ち良さそうに揺れている。眼の前を風が吹き抜け、その風が木々を揺らす。皐月の空は限りなく青く、新緑がそんな空を背にきらきらと輝いているように見える。そしてそんな景色を私はただ静かに見守る。そんな風に自分の内側をあるがまま見つめ、見守り、ふっと新たな気づきがもたらされるようなヨーガを指導出来たらいいなぁ。

今週はどんな出会いと気づきに出会うのかな。感性というアンテナをしっかり張って、変わらずの一歩一歩をずっときっと続けていこう。

★最近観た映画  「美女と野獣」 お勧めで~す♡