パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

久しぶりのブログです。

気が付けばすでに5月も中旬の折り返しを迎えている。どんどん日々が過ぎ去っていく。ゴールデンウィークが終わり、母の日が終わり、新緑の候から梅雨の走りへ。「紫陽花がスタンバイしている庭に、ちょっと待ってよ!とストップかける週明けの雨☂」う~ん・・・駄作なり。

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今更ですが、GWは母を連れて母んちで過ごしました。どの方向を見ても萌えるような新緑でした。私と姉と弟夫婦とそして母と、三泊四日の日々を過ごしました。


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前ん山にある竹林は、意外にも竹の子たちが健在でした。竹林の側でUターン?おじさんたちが始めた炭焼き小屋のお蔭で、人の匂いがするので猪が近づかなくなったからとか。夫と弟が鍬で掘り出した?竹の子たちを、炭をおこして大鍋をセットして糠と唐辛子を入れて茹でる、その数多分10本以上。

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その合間に前ん畑のお茶摘み。去年のお茶摘みは母は入院中でした。今年はやっと我が家に帰ることが出来た母でしたが、歩くこともままならず、家の中で口だけ指令に終始していました。で、私たち三兄弟は、茶葉の選定も出来なかったため、勝手気ままに伸びた摘みにくい茶葉と一日中格闘し、でもなんとか茶工場受付時間ぎりぎりまで頑張って終了しました。

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畑の裏を流れる前ん川のせせらぎをバックミュージックに、ホトトギスの鳴き声にこころ癒され、トンビの雄姿におー!!と声を上げ、無心に若葉を摘む。肩も背中も腕もバリバリになって疲れたけれど、みんなで力を合わせて頑張った達成感に包まれて、乾杯のビールが一段と美味しい夕餉でした。

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母は杖を手にやっと歩ける程度で、すぐに横になってぼんやりと天井を見ていることが多く、顔に精気がなくなったというか、以前のような輝きが見えなくなった。人が来ると「頭で思ったように、体が動かん」と、何度も言っていた。
「じゃあ少し外を歩いてみようか」と、言うと「歩かん!」と、眉間に皺を寄せて拒否するし、なんだろう、少しずつ子供になっていく母を思うとつらくなる。
母の日に電話をして「お母さん、これからもずっと以前のようなお母さんのままでいてね」と言ったら「無理なこというね」と言われてしまった。
老いていくということを受け止めなくてはいけないのだと頭では思うのだけれど。

悩み、立ち止まり、また自分を励まし・・・・一歩一歩の日々が続く。

 

★最近読んだ本 「女のいない男たち」 村上 春樹 著