パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

持久戦の日々が続いています

コロナウイルスの感染拡大は世界規模で広がり、世界の主要都市での封鎖が相次いでいる。日本は今のところギリギリで持ちこたえているけれど、結局オリンピックは延期が発表された。パンデミックはどこまで拡大して行くのか。重くて暗い雲が全世界を覆い尽くしている。小さな一市民の私はどうやって乗り越えたら良いのだろうか?自問の日々が続いている。

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そんな時に目にした山中伸弥教授の言葉「コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくてマラソンです。1年は続く長いマラソンです(中略)国民の賢い判断が求められています」少し疲れたこころを立て直す。冷静に物事を捉え、自分でしっかりと考え、いたずらに恐れず、しかし過信せず、正しく恐れる姿勢を忘れずに、長い闘いを乗り越えていこうと自分に言い聞かせる。聖火のトーチリレーが中止になった。その走者だった103歳の箱石シツイさんの言葉「見送りはがっかりですが、戦争中の苦労を思えば何でもありません」落胆してもそこに立ち止まらない。気持ちを切り替え前向きに考える姿に、いっぱい教えられる。ちゃんと苦労をしてそれを乗り越えた人は本当に強いなぁ。

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そうだね。こうしてちゃんとご飯を食べられていて、温かいお家で日々過ごせていることを感謝しなくは。この難局を乗り越えたとき、きっと私たちはもっと強くなっている!

こんな時だからこそ、自分のこころとちゃんと対峙しようと、私が属しているヨーガ療法学会の聖典配信学習を続けている。
毎回ヨーガの聖典から様々な課題が与えら、過去を振り返りながら自分のこころを整理しレポートにまとめていく。その過程で自分のこころのくせに気づいたり、過去の出来事への解釈を修正したり、新たに自分に出会う、新たな気づきの時間でもある。

「寝食を忘れるほど集中した体験について」例えばこんな課題が与えられたら、あなたならどう答えますか?目を閉じて振り返り、そのときの自分を思い出してみて下さい。どのように集中していったか・・・

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私は・・・・次回はそれについて書いてみます。
2年前の冬、夫が植えたチューリップの球根が1年前の春、見事に咲いた。花が終わってその球根を網に入れて夫が軒下に吊るしていた。その球根を夫が亡くなった昨年末庭に植えた。その一つからやっと花が咲いた。一輪だけ。きっとこれは夫が意地で咲かせたのだと思う。意地っ張りの人だったから。チューリップが私を観ているそんな気がする。
さくら咲く2020年の春、みんなと一緒に桜を愛でることは出来ないけれど、私だけの桜を楽しみましょう。

◽️最近観た映画 「Fukushima50」若松節朗監督

◽️最近読んだ本  「 i (アイ)」西加奈子