パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

桜咲く日々に

やっとと言ったらよいのか、4月になって桜が咲き始めた。昨年までは3月の終わりには桜吹雪であったから、今年はいつもより随分遅い開花になった。お蔭で入学式や入社式といった門出を祝う桜!という本来のお役目を、今年はちゃんと勤めることが出来たよう。昨年は家人が入院していて、病室から見える桜を恨めしく眺めただけだったから、今年は天下晴れて!とは言い難く相変わらず不安定な状況下ながら、でも桜の時ぐらいは全てを忘れて優しい桜色に染まりたい!

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でも相変わらず仕事てんこ盛り!今週初めの日は天神のスポーツクラブヨガレッスン後、市役所裏の公園まで足を伸ばし、中洲の川沿いにある桜並木をそぞろ歩いた。お花見用にしっかりと座席が区分けされた公園ではところどころにお花見グループの輪が広がり、楽しそうな人たちの笑顔が花開く。私はひとり、眩しいほどの陽光を背に優しく微笑んでいる桜の花々に「こんにちは!ありがと!」と声を掛けながら見上げ、時々立ち止まって携帯の写真にそのお姿を収める。

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もう数えきれないほどの桜の時を過ごしてきたなぁと改めて思う。その全てを想いだせないけれど、忘れられない桜の景色のいくつかは、今も鮮明に私の記憶の中で花開いている。そのひとつひとつを抱きしめるように思い出しながら、その時を共に過ごした人たちを想い、その一人一人が今、どんな桜のときを迎えているのだろうかと思いを馳せる。
「僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を 桜並木の道の上で手を振り叫ぶよ・・・」森山直太郎の「さくら」の歌が頭の奥に響き渡る。あのときまた会えるよね!と別れた友を、きっとまた会えると思った桜咲くあの日を眩しく、懐かしく思い出す。さよならの3月から始めましての4月へ。別れから出会いへ、その場所にはいつも桜がいた。

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真っ青な青空が淡い桜の花には一番似合うな。そう思ったけれど、今日訪れた春日の公園で見た曇天の空を背にした桜も、花びらが雲の向こうに溶け込んでいくようで、また違った趣があった。もう40年以上の付き合いがある友とふたり、池の周りに咲く桜たちを眺めながらゆっくりと歩いた。「また来年も一緒に桜見ようね」そう勝手にひとり約束した。「どんなに苦しいときも 君は笑っているから・・」晴ればかりではないし、曇りや雨の時もあるけれど、どんな時も負けないで笑っていよう!と、桜の花も唄っているようだった。

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ここ数日はあいにくの雨が続くらしい。今年の桜はお天気運が悪いようだ。でもその分、結構長く咲いてくれている。ありがと!!どうかもう少し散らないでね!と桜にお願いをする。最近ずっと会えてないあの人も、桜見上げているかな。桜に元気もらっているかな。桜の向こうにいろんな人の顔が見える。私をずっと支えてくれた人たち。そしてもう会えなくなった人たちを想う。今年も桜咲いたよ!と、声を掛ける。雨の音を聴きながら、桜のことを想う宵。4月も変わらずの一歩一歩。

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