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パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

夏の終わりの京都旅

昨年の夏から、8月の終わりに1泊2日で京都に行くのが、夏の終わりの行事?となった。で、今年も8月どん尻の30日&31日、総勢6名のおばさまたちの京都気まま旅を決行した。今年は想像を絶する暑さゆえにかなり覚悟をし、しかも大型台風到来の予報もありで、旅立ちの朝まで大丈夫かな?と、気をもんだけれど、やっぱり神さまは日ごろの善行を見ていて下さった!!そんな自分勝手な思いと共に降り立った京都駅は、予想を反して穏やかに私たちを迎えてくれた。「涼しい~!」「人が少ない~!」荷物を駅前にある宿泊先のカウンターに預け、清水五条駅近くにあるお麩料理店「半兵衛」に向かう。

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途中、私の実家の総本山西本願寺に立ち寄り、母のことを報告しこれからをお願いする。あれはいつだったか、母と姉とこの場所に訪れた日のことを思い出しながら胸が熱くなる。岐阜からやってきた仲間とここで合流。彼女に会うのは4年振りくらいかな。変わらない笑顔に少し塞がってたこころ和む。

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中々予約が取れない半兵衛のお麩ランチは、最初珍しく、後半からやや食べ疲れ、でもこれぞ京都の味!!と、気合入れつつ堪能。お麩でいっぱいいっぱいのお腹を抱え、初日のメインである詩仙寺へ向かう。私の予測であった出町柳からの京都バスは日中はないことがわかったのは、京阪で出町柳に着いてから。いかん!事前リサーチが甘かった!!後悔しつつとにかくお寺近くまで行けるバスになんとか乗り込む。後は歩いて行くしかない。ごめんなさい!!こころで詫びつつみんなの先頭に立って歩く。この涼しさだからいくらでも歩けることに感謝しつつ。

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迷いやっとたどり着いた詩仙寺は思った以上にこじんまりしていて、白砂が美しいお庭がとても優しく私たちを迎え入れてくれた。紅葉のころには最高の絵巻を見せてくれるんだろうなぁと想像しつつ、緑色のコントラストに染まる庭も中々風情あり。
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広い庭を歩く。見上がればこの暑い暑い夏を耐えて、なお色あせぬ木々の緑に、紫陽花や、百日紅の花や、芙蓉の花が色を添えて、青空のスクリーンを背に微笑んでいるかのようだった。

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お隣の圓光寺では水琴窟が澄んだ音を奏で出迎えてくれる。禅の悟りの道を描いた「十牛図」があり、それを模した庭が広がる。

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静かに座す。緑の微妙なコントラストによって描かれた禅の世界を座して眺める。あるがままを見つめる。こころが澄み切った湖面のように、穏やかな静けさに包まれていく。
本当はもう少し先にある曼殊院まで歩きたかったけれど、「下鴨神社へ行きた~い」という声を優先して、タクシーで移動する。
上鴨神社と並んで京都最古の神社とされ、世界遺産にも登録されている境内では、各人自分の干支の神殿で手を合わせる。この時期特別公開されている本殿の見える場所で説明を聞き、パワースポットの庭でエネルギーをいただく。

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糺の森の入り口にある茶店で京都らしい、黒蜜をかけていただくかき氷をみんなで分け合って味わった後、森を歩く。マイナスイオンいっぱい!森から生まれる涼しい風が心地よい。あ~、今、私は京都にいるんだ!煩雑な日常から解放されて踊るこころを抱えて歩く。
その夜は鴨川沿いにある店で、乾杯~!!(と言っても、飲めるのは6人中2人だけ)本当は川床席で食べたかったけど、予約取れず。鴨川沿いの道は若者たちで一杯!!おばさんたちは一路ホテルへ戻る。

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翌朝は5時半起きで清水寺へ。早朝の清水は観光客も少なくて最高だった。いたのは中国人10名くらい。清水の舞台からの眺望も、霊験あらたかな音羽の滝も独り占め!!こんな静かな清水寺は初めて!(早朝の清水寺、おすすめ!です。)

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朝食はイノダ本店に異動して、憧れの?モーニングをいただく。7時半過ぎの店内はすでにほぼ満席。学生時代から変わらない店に、すっかり変わってしまった私が、当時は決して食べなかったであろう高価な?モーニングを食べる。学生時代夜行バスに乗り、早朝の京都に着いた後、必ず行ったのがイノダコーヒー本店。あれから45年以上の月日が流れたなんて。感慨に浸りつつ、完食!!

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ホテルに戻り荷物をカウンターに預け、鴨川沿いのバス停から大原へ向かう。「京都、大原、三千院、恋に疲れた女がひとり~」という歌があったな~。大原を訪れたのはいつだったか思い出せないほど、きっときっと昔のこと。約1時間後、大原に到着。三千院に続く道を歩く。かっての記憶を取り戻したかったけれど、結局何も思い出せないまま。

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最澄比叡山に結んだ草庵が始まりと言われている「三千院」。重厚な趣の御殿門をくぐり、院内へ。
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客殿の座敷から眺められる「聚碧園」。緑の庭に差す光が微細なコントラストを描くさまを、静かに座し見つめ続ける。
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作家、井上 靖が「東洋の宝石箱」と絶賛したといわれる有清園では、緑色の絨毯のような苔の中で微笑むわらべ地蔵たちに出会う。その可愛いお姿に見惚れる私の顔も微笑む。

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有清園に佇む「往生極楽院」の阿弥陀三尊坐像も素晴らしかった。手を合わせ目を閉じ、こころから祈る。昨日から何度こうして手を合わせて祈っているのだろう。京都に来るとこころが優しくなる気がするのは、きっとこうして手を合わせて祈る場所がそこかしこにあるからなんだろう。自分と神さまとずっと近くにその存在を感じられるからだろうな。

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下界?に戻り、祇園の街を散策後、京都駅でお土産を買い、夕方、快速で新大阪へ向かい、駅中の「だるま」で串カツを食べ、やっとやっと博多へ向かう新幹線に乗り込む。新幹線の中でも疲れを知らぬ?おばさまたちの元気パワー全開!!

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夏の終わりの京都旅。いつもこんな風に、神さまを感じながら生きていけたらいいな。そうしたらもっと優しい私になれるかも。賑やかな仲間と元気に楽しく過ごした二日間は、かなりの駆け足で過ぎ去ってしまったけれど、私のこころはとてもゆっくりとしたことに改めて気づく。良い旅だったな。一緒に歩いてくれた仲間たちに感謝!!来年はもっと進化した?旅、企てますよ。そのためにも体力アップ!は必須!

始まったばかりの9月も、変わらずの一歩一歩。ささやかながら確実な一歩を進めるために、変わらずの努力を続けていこう。

★最近読んだ本   「コンビニ人間」  村田 沙耶香著

          「夜を乗り越える」 又吉 直樹著

★最近観た映画   「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」 

                      マリー・カスティーユ・マンシオ・シャール監督