パザパ

パザパ pas a pas ・・・フランス語で一歩一歩。頑張らずでも一歩一歩前に進める日々を願って・・・

過ぎ去っていく日々に寄せて・・・・

前回のブログで「続きは次回に」・・・と思わせぶりなままに終わってしまったけれど、その後を待っている人なんてそんなにいないかもと思いながら、やっぱり続きを語り始めている自分がいる。
法事後の夕方、相変わらず雨は降り続いていて、私は久しぶりに会った姉と、(実は同じヨーガ指導者)と近況を語り合いながら、久しぶりにまったりとした時間を過ごしていた。外は雨、一層激しくなる雨、降りやまず。

もちろん裏ん川は昨日から降り続く雨で水量は増し、急流に確実に変わっていた。そんな夕刻、激しく雨が降り続ける中、信じられないことに我が夫は合羽を着て、裏ん川岸にあるスモモの木に梯子をかけ、すももの収穫を試みたらしい。そんな夫を案じたこころ優しい義兄は、雨の中、傘をさしてその梯子を支えようと同じく川岸へ。義兄が梯子を支えようとしたその時、バランスを崩した夫が乗った梯子が傾き、夫は飛び降り、倒れて来た梯子を避けようとした義兄は裏の川へ、な、なんと義兄が川に転落してしまった!!

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土間で全身びしょ濡れになり、震えている義兄を目にした姉と私は、いったい何が起こったのか訳も分からず、すぐに義兄をお風呂に入れた。そのあと帰って来た夫がどれだけ私に叱られたか、想像の通りです。
夫の話・・・・梯子が傾き飛び降りた瞬間、義兄がスローモーションのように川に落ちていくのが見えた。気づいたら義兄は川に横たわっていた。助けに行かなくては!と、自分が川に下りる方法を探しながら、そうだ、梯子があった!と、梯子を川に下ろした。動けますか?と声をかけたら、義兄がやっと起き上がり、なんとか自力で梯子を上って来たという。
お風呂で冷え切った体を温めて生還した義兄は、少し肩が痛いといっていたが、それ以外はなんともなくて、家族全員ほっと胸をなでおろした。
義兄が倒れていた場所のちょっと上には大きな岩があった。義兄は79歳。何もなかったことが奇跡に近い。

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きっと祖父母や父が守ってくれたんだと思った。岩だらけのしかも雨で水嵩を増した裏ん川で、軽い打ち身以外なんともなくて済んだのは、奇跡が起きたのは、法要でのご院家さまの祈りと祖父母と父の力だな!と、本当に思った。それ以外この奇跡を説明する術がない。
義兄に何かあったら、夫も私も重い悔いを背負って生きなくてはならなかった。私に叱られてむっとしていた夫も、元気になった義兄の姿に心底ほっとしていた。良かったね。本当に良かった。
翌朝も5時起きで福岡に戻り、スタジオで開催されたメダサーナンダジの「サットサンガ」に少し遅刻で合流した。

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二日続きの5時起きで、さすがに瞑想の時間は睡魔との闘いだったけれど、主催者として参加して下さった皆さんへの心配りに尽くしつつも、マハラジの語る言葉にこころ整理する時間を過ごした。
濃厚な2日間だった。私の前の起こる(偶然)ことと、私の前に用意されていること(必然)はすべて繋がっているのだと、改めて思った。
そんな二日間だった。今週末は岐阜であるヨーガ療法学会に参加。もっとアクティブでもっと気づきの多い1週間になりそうだ。
でものろまな私は今週もカタツムリのようなささやかな一歩一歩を・・・・